生活習慣病〈高血圧〉
2023年10月26日
皆さんこんにちは、淀川区加島の川越歯科医院です。
生活習慣病についてのお話は見て頂けましたか?
生活習慣病は日々の生活の中で、運動不足や睡眠不足などが原因で起こる疾病の総称です。
今回は生活習慣病の中の疾病の1つである高血圧についてお話します。
*血圧とは
・まず血圧とは心臓から送り出される血液が血管の壁を押す力、圧力のことを指します。
・血管が収縮されていればその分押し出す力が強くなるので血圧が上がることに繋がります。
*血圧でわかること
・血圧は健康のバロメーターと言われるほど重要な要素です。
血圧の高さや低さによって病気の有無やなり易さなどがわかりやすくなります。
*血圧の基準値
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2020」参照
・1度高血圧、2度高血圧、3度高血圧、収縮期高血圧は全て高血圧に分類されます。
・収縮期高血圧は特に高齢者に多く見られ、心臓が収縮した時に血圧が高くなってしまうものです
*高血圧について
・血圧が高くなると血管に掛かる圧力が高くなります。
一時的なものなら基本的に問題ありませんが、長期間続くと血管に負荷が掛かり血管が分厚くなります。
さらに弾力や柔軟性もなくなっていきます。
血管が分厚くなればなるほど血液が通る道が狭くなるので、血栓(血の塊)ができやすくなり脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。
・白衣高血圧
白衣を見たときに一時的に血圧が上がってしまうことです。
なので病院に来た際にこの白衣高血圧になってしまう人がいます。
ですが、この原因は基本的に緊張によるものなので医師やスタッフとの信頼関係を築けたり、治療に慣れることができたりすれば自然と治まることもあります。
・持続性高血圧
病院でも家でも常に血圧が高い状態です。
白衣高血圧が長期間続くとこちらの持続性血圧に移行する場合があります。
・仮面高血圧
起床時の血圧が高い「早朝高血圧」と就寝中に血圧が高くなる「夜間高血圧」、昼間や仕事中に高くなる「ストレス性高血圧(職場高血圧)」などに分類されます。
*低血圧
・現在日本では低血圧の定義は明確にはされていません。
ただ一般的に最高血圧が100mmHg以下だとそう診断されることが多いようです。
低血圧になると血液の巡りが悪くなっているので酸素や栄養が全身に上手く回らない状態になってしまっています。
高血圧でも様々な症状が出ますが、血圧が低い低血圧の状態が長く続くと立ち眩みや頭痛、食欲不振など様々な症状が出てしまいます。
*口腔内への影響
・降圧剤のカルシウム拮抗薬による副作用による歯肉増殖が挙げられます。
場合によっては歯が埋もれるくらい歯肉が腫脹してしまうのでプラークコントロールが困難になり歯周病が悪化する原因になります。
高血圧は口腔内にも全身にも悪影響を及ぼすことが多いです。
適切な生活習慣を送るように予防していきましょう。