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歯の構造〈歯髄〉

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かわごえ歯科 blog / ブログ

歯の構造〈歯髄〉

2023年09月11日

皆さんこんにちは、淀川区加島の川越歯科医院です。
8月も終わり9月半ばになりました。
暑い日がまだまだ続きますが気持ちを切り替えていきましょう!
今回は歯の根っこにある歯髄という神経についてお話していきます!


歯の構造
 ・エナメル質
 ・象牙質
 ・セメント質
 ・歯髄と言われる歯の神経

歯髄の役割
 ・歯髄の主な役割は栄養を歯に運ぶことです。 
  歯髄が無いと栄養が行き渡らなくなってしまうので歯は脆く、弱くなってしまいます。
  ですので、出来る限り歯を長持ちさせられるように歯髄を残すことを基本に治療を進めていきます。
 ・痛みやしみるなどのアラートで異常を知らせてくれます。
  歯髄は熱さや冷たさなど全ての感覚を痛みとして受け取ります。
  普段はエナメル質や象牙質などに歯髄は守られています。
  ですがそこに痛みが生じるということは何か異常があるということになるので異常に気付きやすくなります。

 ・歯髄には象牙質形成能があるためある程度う蝕の進行を遅らせることができます。
  虫歯や歯周病、稀ではありますが咬合性外傷(くいしばり、歯ぎしりなど)からも歯髄に異常をきたす場合があり歯髄炎になる可能性が高まります。


歯髄炎も色々な分類があるのでご紹介します。

歯髄炎
歯髄炎を大きく分類すると二つに分けられます
 ・可逆性歯髄炎
  歯髄を取り除くという処置をしなくても回復する可能性のある状態。
  具体的には〈歯髄充血〉と言われる状態です。
  冷たいものや甘いものが少し、しみるくらいの症状になります。

 ・不可逆性歯髄炎
  可逆性歯髄炎が治らなければ不可逆性歯髄炎に進行してしまいます。
  ここまで進行してしまうと、痛みが強くなっていき神経の処置が必要になります。

歯髄壊死
 歯髄炎が進行すると歯髄壊死という状態になります。
 歯髄壊死とは歯髄が死んで(失活)しまうことです。
 こうなると一度は痛みが無くなりますが、回復している訳ではないので症状はどんどん悪化していきます。

歯髄壊疽
 歯髄壊死の状態から細菌感染を起こすと歯髄壊疽になります。
 歯髄壊疽になると腐敗臭やより強い痛みが出てきます。
 さらに人によっては咬合痛や熱いものに痛みを感じたりもします。
 他にも歯が内側から黒くなり透明度が低下してしまうこともあります。


歯髄は健康的な歯を保つのにとても重要な組織です。
虫歯になったとしても出来る限り歯髄を取らず温存する治療を当医院でも推奨しています。
ですので定期健診をしっかり受け、手遅れになる前に処置を受けられるようにしましょう。
歯を健康に保つことによって美味しい食事で適切な栄養を摂取し、元気で長生きを目指しましょう!

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。

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