歯並びが悪くなる!?口腔習癖について
2023年09月7日
皆さんこんにちは、淀川区加島の川越歯科医院です。
皆さんは歯並びが気になったことはありませんか?
綺麗な歯並びがあれば自然と笑顔になれるし、ブラッシングなどもし易く歯周病、虫歯になり辛くなります。
もちろん生まれ持ったものでもあるので簡単な話ではありません。
しかし歯並びに悪影響を与えるお口のクセ、口腔習癖というものを見直すことができれば、綺麗な歯並びを保つことができる可能性が上がります。
*拇指吸引癖(指しゃぶり)
・指しゃぶりは適齢期を過ぎてまで続けていると、出っ歯や開咬の原因になります。
大体3歳頃までならストレス解消や、学習、歯の発達(指しゃぶりをする事で歯肉などを刺激し歯 が正常に生えてくるという考えがある)などから必要なものとなっています。
ただし約3歳を過ぎていくと歯並びに悪影響を与えます。
さらには歯だけではなく言語能力にも関わってくると言われています。
*舌癖(弄舌癖)
・舌突出癖…舌を前に押し出してしまう癖です。
舌で特に前歯を押してしまうので出っ歯などの原因になり易いです。
・咬舌癖…無意識の内に舌を噛んでしまう癖です。
長期間噛んでしまっていると力が加わり歯並びに悪影響になります。
・異常嚥下癖…正常な嚥下であれば食物を飲み込む際舌は口蓋にくっついていて上下の歯は噛み合っています。
ですが異常嚥下癖は舌を前に押し出しながら飲み込んでしまうので、前歯を舌で押している状態になります。
・低位舌…舌が適切な位置より下にあり下顎の歯列弓にぴったりと収まっている状態です。
舌と歯が擦り合うことが多いので歯の跡が残ることが多いです。
*吸唇癖、咬唇癖
・吸唇癖は唇を吸ってしまう癖で咬唇癖は唇を噛んでしまう癖です。
主にストレスを感じた際などに指しゃぶりの代わりに出るとされています。
唇を吸ったり噛んだりしていると唇に歯が押され出っ歯や受け口になる可能性があります。
*口呼吸
・口呼吸をしているとお口が空きっぱなしになってしまうので、舌や顎の筋力低下や成長、発達にも悪影響があります。
顎が正常に成長しなければ歯並びにも影響します。
また口腔乾燥にもなってしまうので虫歯などのリスクも出てきます。
*態癖(日常生活の中で無意識に行う色々な癖)
・頬杖やうつぶせ寝、姿勢などの日常での癖です。
これが続くと最悪顎が歪んでしまったり、顎関節症の原因になることもあります。
様々な口腔習癖がありますが、意識して改善していければ綺麗な歯並び保を保つことができ、虫歯、歯周病のリスクを少なくできます。
どうぞ意識してみてください!

綺麗な歯並びで虫歯、歯周病のリスクを減らそう!