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フッ化物(フッ素)は危険?上手に取り入れて虫歯を予防しよう 

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かわごえ歯科 blog / ブログ

フッ化物(フッ素)は危険?上手に取り入れて虫歯を予防しよう 

2023年08月28日

皆さんこんにちは。淀川区加島の川越歯科医院です。

虫歯予防といえば歯磨きの次くらいにその名前が挙がってくるのがフッ素。最近ではフッ化物と言われることも多くなった、歯を守る職業としては欠かせないずっと頼りになる存在です。

しかしフッ素に対し危険視する意見も存在します。今回は皆さんが安心してフッ化物を使っていただけるようにどんなものか知っていただけたらと思います。

フッ化物はなぜ虫歯予防に効果がある?歯を守る3つの働き

*歯の再石灰化を促進する

食事の度に口の中は菌が生成した酸によって酸性に傾きます。その酸が歯を溶かすことでカルシウムやリンなどのミネラルが失われます。これを「脱灰」といい、この状態が続くことでエナメル質に穴が開きむし歯になります。ただ、唾液の作用によって、カルシウムやリンが歯へと戻る「再石灰化」も起きているためすぐにむし歯になるわけではありません。
フッ化物にはこの再石灰化を促す働きがあるので日常的にフッ化物を取り入れることで再石灰化を促してむし歯を予防するとともに、すでに出来てしまった初期むし歯を改善する効果も期待できます。

*歯質の強化

フッ素とエナメル質が結びつくことでフルオロアパタイトという硬い構造を作ります。その結果、ミネラルが歯から溶け出しにくくなり脱灰しづらくなるため、むし歯のリスクが軽減されます。

*むし歯菌の活動を抑制する

フッ素には、むし歯菌の活動を抑え、むし歯菌が出す酸の量自体を減らす効果があります。

このようにフッ化物は歯の修復や強化、原因を軽減することで虫歯から歯を守ってくれるのです。

実は身近なフッ化物

フッ化物はミネラルの一種です。

ですので私たちの慣れ親しんだ身近な食品にも含まれています。

例えばリンゴやミカンなどの果物、イワシ、ダイコンやニンジンなど根菜、飲み物では緑茶や紅茶、ビールにも含まれています。

フッ化物をきちんと知って安全に使おう

フッ化物には確かに危険な面もあります。過剰摂取することで中毒症状を起こしてしまうからです。しかし適切な量で使用する限り、フッ化物応用は安全で虫歯予防に効果的な方法なのです。

*適切な摂取量を守る:フッ化物配合歯科製品(歯磨き粉、うがい薬、フッ素塗布など)の指示通りに使用する。特に子供や幼児の場合は、成人とは異なるフッ素摂取量の指示があります。

                           

年齢歯磨剤のフッ化物濃度と使用量用法
歯の萌出~2歳900~1000ppmF 米粒程度の大きさ就寝前を含めた1日2回、900~1000ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後はうがいの代わりにティッシュなどで拭き取るなどする
3~5歳900~1000ppmF グリンピース大就寝前を含めた1日2回、900~1000ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後は歯磨剤を吐き出し、うがいは1回程度に止める
6歳~成人1400~1500ppmF 歯ブラシ全体(1.5~2cm)就寝前を含めた1日2回、1400~1500ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後は歯磨剤を吐き出し、うがいは1回程度に止める
フッ化物(フッ素)の適切な用法と使用量

 ・歯磨剤で遊んだり飲み込んだりする危険性があるうちは手の届かないところに保管し保護者が歯磨剤を適量つけた状態で歯ブラシを渡すようにする

フッ素は用法や容量を守り適切に使用することで私たちの歯を守ってくれます。平均寿命も延びた分歯も長く使い続けたいところ。上手にフッ素を活用して失う歯を最小限にしていけたらいいですね。諸説ありますが長く世界的に使われていますので安心してお使いいただけたらと思います。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。

※現在、初診、再初診の方の受付は行っておりません

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