禁煙のメリット
2023年06月1日
皆さんはたばこを吸うと体に悪い!というのはよくご存じかと思います。
ガンなどの病気のリスク、運動機能の低下、歯周病の悪化など様々な悪影響を身体に及ぼします。
では逆に禁煙のメリットを考えたことはありますか?体に悪いとわかっていても、たばこを止められないという方は禁煙ができればこんな良いことがあるのだという風に考え方を変えられれば禁煙のチャンスが増えるかなと思います。
ですので、今回は喫煙のデメリットではなく禁煙のメリットについて考えてみましょう。
まず、禁煙を始めると直後に起こるいいことがあります。
それは周囲の人への汚染のリスクが減ります。大切な家族やパートナー、友人等への副流煙の心配が少なくなるのです。
約20分後には増加していた血圧と脈拍が正常値に戻り、更に手足の温度が戻って血行が改善されてきます。
約8時間後には血中の一酸化炭素濃度が下がり血中の酸素濃度が上がってきます。酸素濃度が上がると息苦しさなどが改善されます。
約24時間後には心臓発作の可能性が少なくなります。
数日後には味覚や嗅覚が改善し、食事を美味しく食べやすくなります。さらに歩行が楽になります。
約2~3週間から3ヵ月後には心臓や血管など循環機能が改善され心疾患等の発症率が下がります。
約1~9ヵ月後にはせきや喘息が改善し順調にいけばスタミナも戻ってきます。気道の自浄作用も改善されてきているので感染を引き起こし辛くなります。
約1年後には軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患のある方は改善がみられます。
*慢性閉塞性肺疾患とはタバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症が起きせきやたんが出たり、息苦しさを感じたりする疾患です。主な原因は喫煙であり、喫煙者の約15~20%の方は発症しているものになります。
約2~4年後には虚血性心疾患のリスクが喫煙を続けている時と比べ35%程減少します。脳梗塞のリスクも顕著に減少することがわかっています。
約5~9年禁煙を続けられると肺がんのリスクも喫煙時と比べて大幅に減少します。
約10年後には様々な病気のリスクが非喫煙者と同じくらいになります。
わかりやすくまとめられた表がありますのでこちらも見てみてください。
引用元:禁煙の効果 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
禁煙には色々なメリットがありますがさらに
・目覚めが良くなった
・たばこ代が浮いて貯金や、別の必要なことに使えるようになった
・お肌が綺麗になった
など良いことがたくさんあります。
何より貴方自身のことはもちろん、健康で長生きすることで貴方の周りの人々を大事にすることができます。
自分だけのことだから…と切り捨てるのではなく周りの人々のためにもまずはその1本を止めてみませんか?
私たちかわごえ歯科医院のスタッフ一同も貴方の禁煙の第1歩にご協力させて頂きますので是非お気軽にご連絡ください。
禁煙の効果 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
中村 正和氏 参考