6月4日は虫歯予防デー
2023年06月4日
みなさんこんにちは。
あっという間に6月に入り今年も半分の月日が過ぎていこうとしています。
気候も気温も落ち着かない毎日ですが体温調節、水分補給に気を付けて過ごしたいですね。
さて本日6月4日は、む(6)し(4)ということで虫歯予防デーとされています。
ちょうど歯科検診の結果が返ってくる時期なのでお口の中のことが気になっている頃でもあるのではないでしょうか。
今回は今日からすぐに意識できる簡単な虫歯予防をご案内したいと思います。
1.歯磨き:虫歯予防の基本は、毎日の歯磨きです。食後に毎回磨けると良いのですが、
難しければ1日2回は必ず磨くこと、そして寝る前のはみがきは特に丁寧に
磨くと虫歯予防には効果的です。適切な歯磨きの方法を実践しましょう。
*歯ブラシを45度の角度で歯と歯茎の境目にあてて、
優しく細かく動かします。
*歯と歯の間や奥歯の噛み合わせの面も忘れずに磨きましょう。
*歯磨き粉にはフッ素入りのものを選ぶと効果的です。
2.フッ素の利用: フッ素は虫歯予防に非常に効果的です。
高濃度フッ素配合の歯磨き粉やマウスウォッシュを使うことで、
歯のエナメル質を強化し、虫歯の発生を予防することができます。
適切なフッ素の利用はおすすめですが、高濃度フッ素配合歯磨剤の
小児の使用や成人でも摂取量など注意が必要です。
3.補助清掃用具の使用: 歯ブラシだけでは歯と歯の間まで届きません。歯と歯の間の
汚れや食べかすを取るために、デンタルフロスや歯間ブラシを
使用します。デンタルフロスは歯と歯茎の間を優しくこすって、
歯間ブラシは歯ブラシの届かない歯間に差し込んで磨くといった
イメージで使い汚れを取り除きます。毎日の歯磨きと一緒に
補助清掃用具を使用することで、虫歯のリスクを減らすことが
できます。
4.食事の仕方: 食事内容や摂り方も虫歯予防に関係しています。砂糖やスポーツドリンク、
炭酸飲料、甘いお菓子の摂取は歯に悪影響を及ぼすことがあります。
*唾液が良く出るようにしっかり噛んで食べます。
唾液が出ることで口の中の食べ物を流して汚れを減らしてくれます。
*砂糖や甘い飲み物はできるだけ控えるよう意識します。
特に粘着性の高いお菓子や飲み物は、歯に付着しやすく、虫歯の原因に
なります。
*1日3回の食事と1度の間食を目安に回数と時間を意識します。
いくら歯磨きを丁寧にしても何度も食べ物を口にしているとやはり虫歯
になります。メリハリをつけてだらだら食べないようにします。
5.定期的な歯科検診: 定期的な歯科検診は虫歯の早期発見と予防に重要な位置にあります。
虫歯は最初穴が開いても痛みが無い場合があります。定期的に検診を
受けていることで痛みのない軽度のうちに治療ができる可能性が高い
です。
さらにプロフェッショナルなクリーニングやフッ素の塗布などで、
虫歯のリスクを低減させます。
虫歯は予防が可能な病気です。ぜひ虫歯にならないように出来ることから実践してみてください。文字でお伝えするのは限界がありますのでわからない、出来ないことがあればメンテナンスの時や歯周病の治療の時に気軽に質問してください。定期健診、メンテナンスは大事ですが日頃のセルフケア、生活習慣が虫歯予防の土台であり要となります。
次回もう少し虫歯の出来る仕組みについてお話出来たらと思います。