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誤嚥性肺炎とは

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かわごえ歯科 blog / ブログ

誤嚥性肺炎とは

2023年10月5日

皆さんこんにちは、淀川区加島の川越歯科医院です。

皆さんは誤嚥性肺炎を知っていますか?
誤嚥性肺炎は2022年時に日本人の死亡率3.6%(6位)と上位の死亡理由です。
(出典:厚労省「令和4年 人口動態統計月報年計の概況」
口腔内の細菌によって発症することが多く、口腔内の環境が悪いと発症リスクが増えます。
さらに高齢者になる程死亡リスクが高くなってしまいます。
それでは誤嚥性肺炎についてお話していきましょう。

*誤嚥性肺炎
 ・飲食物や唾液が肺に入ってしまい、肺が細菌感染を起こしてしまい発生する炎症のことです。
  一般的な肺炎は高熱や激しい咳などが出ますが、誤嚥性肺炎ではそういった症状は大きく出づらく、何だかだるいや食欲がないなど分かり辛い症状が出ます。

ちなみに誤飲と誤嚥は似ていますが、実際は違います。

*誤嚥と誤飲の違い
 ・誤嚥とは飲食物などを飲み込んだ際に気管に誤って入ることです。
 ・誤飲とは飲食物以外のものを飲み込んでしまうことです。

*誤嚥のタイミング
 ・嚥下前誤嚥
  咀嚼途中で飲み込む前の口腔内の飲食物が気管に入ることです。

 ・嚥下中誤嚥
  咀嚼が終わり飲食物を飲み込んでいる時に嚥下反射が上手く出来ず気管に入ってしまうことです。
  ※嚥下反射:飲食物などを飲み込む時に誤って気管に入り込まないように喉頭蓋と言われる部分が下がり気管の入り口に蓋をして誤嚥が起こらないようにする反射

 ・嚥下後誤嚥
  飲食物などを飲み込んだ後に梨状窩等に残ってしまったものが気管に入ること
  ※梨状窩:食道の入り口近くにある溝

誤嚥は基本的にこの3つのタイミングから誤嚥します。
さらに嚥下機能が低下してしまうと不顕性誤嚥というものが起こることがあります。

*不顕性誤嚥
 ・通常であれば気管に何か入ると反射でせき込み、異物を排出しようとしますが、不顕性誤嚥はその反射が起きずそのまま気管に入り込んでしまうことです。

*誤嚥性肺炎の予防
 ・口腔ケア
  口腔内の常在菌が気管に入り誤嚥性肺炎を起こす事が多いので、口腔内細菌を出来る限り減らすことが重要です。
  歯だけではなく舌磨きなどもすると効果的です。

 ・禁煙
  喫煙をすると唾液が減ったり口腔内の細菌が活発になったりするので禁煙をすると誤嚥性肺炎の予防になります。

 ・よく噛む
  急いで食べるとそれだけで食べ物が気管に入る確率が上がります。
  ゆっくり噛んで、しっかり飲み込めるようにしましょう。

誤嚥性肺炎は意外と高齢者の方には身近な病気です。
予防に努めて掛からないように気を付けましょう!

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当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。

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