• 予約制
  • 初診随時
  • 「加島」駅から徒歩で3
  • 「十三」駅からバスで7
  • 「尼崎」駅から電車で5

医院ブログ

06-6302-2423

キービジュアル

求人お問い合わせ

当院へ寄せられた患者様の口コミ

space

かわごえ歯科 blog / ブログ

あいうべ体操ご存じですか?

2023年9月14日

皆さんこんにちは。淀川区加島の川越歯科医院です。

口呼吸、鼻呼吸について知り皆さんはどう感じられましたか?

「鼻呼吸が体にいいのは分かったけどもうずっと鼻が詰まっているから鼻では呼吸できないんだよね」

「鼻で息するのってしんどい、いつの間にか口で息してる」

鼻呼吸を意識してみて初めてお気づきになられた方もいらっしゃると思います。鼻呼吸に慣れてない人は、鼻呼吸はとてもやりにくいものなのです。ただし、鼻詰まりなどの鼻の症状で鼻呼吸ができない場合(特定の疾病を除く)も含めてこれからご紹介する「あいうべ体操」をすることで、鼻で呼吸しやすくなる可能性があります。

言ってしまえば鼻呼吸は口腔周りの筋トレをしてできるようになる呼吸のパフォーマンスです。

マスクをして過ごす時間が長かったこともあり口周りの筋力が低下している方も少なくありません。筋力不足で鼻呼吸が出来ないこともあるんだということを念頭において口腔周辺の筋肉を鍛えていきましょう!

あいうべ体操とは

あいうべ体操は福岡市みらいクリニックの内科医である今井一彰先生が考案した方法です。

「あいうべ体操とは、口呼吸を鼻呼吸に改善することを目的として行う簡単な口の体操になります。いつでもどこでもできますので「あいうべ体操」は1日3セット、1セットにつき10回、一日合計30回を目安に地道に続けることで、舌の力がついて自然と口を閉じることができるようになります。

呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。あいうべ体操をしっかり継続していくと自然に鼻で呼吸ができるようになり、アレルギー性疾患等の症状の改善改善に繋がることがあります。

あいうべ体操のやり方

あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいませんが自宅など声を出せる場所であれば出したほうが私はしっかりと出来ている感じがして継続に繋がりました。

(1)「あー」と大きく口を開ける
(2)「いー」と口角をしっかり左右に開く
(3)「うー」と口をすぼめて前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して自分の顎に舌先がつくように下に伸ばす
(1)~(4)を1回とし、1日30回を目安に毎日続けます。

持論ですが最初の1週間は朝10回を毎日行うだけでもいいと思います。

何故なら鼻呼吸ができない理由をアレルギー性鼻炎で長年放置してきた私が医院長にこのあいうべ体操を教えていただき、その日にたった5回実践しただけで舌の位置が上がり、鼻呼吸を試みた時の息苦しさが改善されたように感じたからです。現在でも口呼吸のほうが楽に感じますが以前は鼻で呼吸ができなかったくらいなのですごい変化だと思っています。

少ない回数でも継続することで、ご自身で実際に変化し効果を感じることが大事だと思います。

筋トレは継続が大事と言われます。このあいうべ体操も同じです。継続しなければ舌の位置もまた下がり口呼吸をしやすくなってしまいます。

虫歯、歯周病をはじめいろいろな疾患に呼吸が関わっています。

年齢関係なく始めていただいて問題ありませんし個人差はあれど効果を感じられると思います。

やってみた変化や疑問点はメンテナンス時などにお聞かせいただけたら嬉しいです。

歯の構造〈象牙質〉

2023年9月4日

皆さんこんにちは、淀川区加島の川越歯科医院です。

今回は象牙質のお話をしたいと思います。象牙質は歯の重要な部分を構成する組織であり、エナメル質の下に位置しています。

それでは象牙質にはどのような役割があるかなどを見ていきましょう。

(おさらいとして歯の構造を記載しておきます)


*歯の構造
 ・エナメル質
 ・象牙質
 ・セメント質
 ・歯髄と言われる歯の神経

*象牙質について
 象牙質は歯髄(歯の神経)が存在する歯髄腔を取り囲むようにあります。
 歯髄を外部の刺激や細菌から守る役割を果たす重要な部分です。

 
 ・硬度
  象牙質のモース硬度は約5~6です。同じくらいの硬さの物はガラスになっています。
  エナメル質は約6~7になるのでエナメル質と比べると象牙質の方が柔らかい組織になっています。
  う蝕が象牙質まで到達するとその後急速に虫歯が進行してしまいます。

 ・象牙質の主成分
  無機質(ハイドロキシアパタイト)が約70%で、残りはコラーゲンなどの軟組織でできています。
  弾力性や柔軟性があるので、エナメル質に衝撃が加わったとしてもある程度破折を防ぐことができます。
  また、噛む際の衝撃を吸収する役割も果たしています。

 ・色と透明性
  色は名前の通り黄色味がかった象牙色をしています。
  更に加齢とともに色が濃くなっていく傾向にあります。

 ・生理的第二象牙質
  年齢と共に形成されていく生理的な象牙質です

 ・第三象牙質(病的第二象牙質、修復象牙質、補綴象牙質)
  第三象牙質は第二象牙質とは違い、生理的に形成されるものではなく
   ①咬毛、摩耗
   ②う蝕
   ③窩洞形成

  などの外部からの刺激によって形成されます。

 ・臨界Ph
  歯が解け始めるのがエナメル質だと大体約5.5となっています。
  象牙質だと約6.0~6.8で溶け出すとされています。
  象牙質はエナメル質よりも酸に対する抵抗力が弱いのでエナメル質と比べると虫歯になりやすくなっています。

 ・虫歯の形
  象牙質は小窩裂溝(歯の溝)う蝕、平滑面(歯の横)う蝕とも逆三角形の形を呈しています。
  ちなみにエナメル質は小窩裂溝う蝕では正三角形、平滑面う蝕では逆三角形の形をしています。

エナメル質ももちろんですが、象牙質も歯を守るのにとても大切な役割を持っています。健康的な歯を保ち虫歯知らずのお口を手に入れるためにも普段から適切な口腔ケアを心掛けましょう!

鼻呼吸で健康の基盤をつくろう 

2023年8月31日

皆さんこんにちは。淀川区加島の川越歯科医院です。

夏休みも終わり、皆さん生活のリズムを整えている頃かと思います。今年の夏はとても暑かったですね!今年はマスク着用も個人の主体的選択による判断を尊重するということで緩やかになっています。TPOも考えなければなりませんが季節やコロナと上手に共存していきたいですね。

さて、マスク生活で隠れ口呼吸の方が増えたと言われています。

今回は、口呼吸は何故よくないのか、鼻呼吸との違いはどういったことなのかを比較していきたいと思います。

口呼吸は一般的によくないと言われます。口呼吸をすることによって体にどういった影響を及ぼすのでしょうか。

口呼吸による体への影響

*口腔の乾燥:口呼吸は口の中の唾液の蒸発を促進し、口腔内の乾燥を招く可能性があります。これにより、口臭や虫歯、歯周病をはじめとする口腔の健康への悪影響が考えられます。

*喉や呼吸器系の不快感:口呼吸は、乾いた空気をそのまま肺に送るので喉や気道の粘膜を乾燥させます。冬は特に直接冷たい空気を吸い込むので風邪をひきやすかったり、気道や肺に違和感を起こし粘膜を傷めてしまう場合があります。

*歯並びへの影響:長期間にわたる口呼吸は、成長期の子供において顎の発達、歯並びや顔貌の成長に影響を与えることがあります。

頭痛や不眠:口呼吸は十分な酸素供給を阻害する可能性があり、寝ている間に舌が後方に落ち込み、無呼吸症候群になり、頭痛や不眠の原因になることがあります。

*アレルギーを起こしやすい

直接喉や気管に細菌が入り込むため慢性的なアレルギー体質になりやすい。

口呼吸は一般的にしないほうが良いとされていますが特定の状況や個人の健康状態によって、口呼吸が必要な場合もあります。

口呼吸を必要とする場合

*短期的な鼻閉や呼吸困難時の対処:鼻が詰まっている状況やアレルギー反応などで鼻呼吸が困難な場合に、口呼吸は一時的な対処方法として使用します。

*一時的な体温調整:暑い状況や運動中など、一時的に口呼吸をすることで、体温を下げる効果があるとされる場合もあります。

*発話時のサポート:声楽家やスピーチをする際に、口呼吸が声帯の安定や発声に役立つ場合があります。

短期間と見越した場合口呼吸をすることも良いとされますが基本的には鼻呼吸の補助に止めておくくらいが良さそうですね。

次に鼻呼吸です。

鼻呼吸のメリット

鼻呼吸をすることによってさまざまなメリットがあります。

鼻呼吸のメリット

*鼻は空気清浄機や加湿器:鼻は空気を濾過し加湿する役割を果たします。鼻呼吸をすることで、空気中の微粒子や細菌を取り除き、より清潔な酸素を取り込むことができます。これにより、呼吸器系への負担が軽減されます。

*口腔の健康を守る:口呼吸は、口の中が乾燥してしまい、唾液が減少することにより、口臭や歯の健康に悪影響を与える可能性があります。鼻呼吸をすることで、口腔の健康を保つことができます。

*リラックス効果:鼻呼吸は腹式呼吸を促進し、副交感神経を刺激します。副交感神経の活性化により、リラックスした状態に導かれ、ストレス軽減に役立ちます。

*脳への影響:鼻呼吸は、酸素が効率的に脳に供給されるため、集中力や認知機能を向上させることがあります。また、鼻呼吸をすることで毛細血管から血液の温度を下げ脳の熱を冷ます温度御調節も担っています。

*運動パフォーマンス向上:運動時に鼻呼吸をすることで、酸素供給が効率的に行われ、体力の消耗を減らし、持久力が向上するとされています。

*アレルギー対策:鼻は空気中のアレルゲンを濾過するため、鼻呼吸をすることでアレルギー症状の軽減につながることがあります。

鼻呼吸のメリット、魅力的なものが結構ありました!

最初はマスクというフィルターが増えたことで呼吸がしづらくなり知らないうちに口呼吸をしてしまいますが口呼吸を続けることにより口腔周辺の筋肉が衰えいきます。するとより口が閉じづらくなりマスクなしでも口呼吸に頼りがちになってしまうのです。

口呼吸になってしまう理由は鼻炎などの鼻に原因がある場合もありますが鼻炎で鼻呼吸が全くできないと思い込んでしまっている場合もあります。

習慣的なものですから即効の方法はありませんし、完全に鼻呼吸にすることも難しいかもしれません。しかし少しずつでも鼻呼吸に慣れていきますと徐々に口の環境も変わりますし体質の変化も感じられたりします。

近いうちにまたこちらで改善法のお話をさせていただきたいと思います。

フッ化物(フッ素)は危険?上手に取り入れて虫歯を予防しよう 

2023年8月28日

皆さんこんにちは。淀川区加島の川越歯科医院です。

虫歯予防といえば歯磨きの次くらいにその名前が挙がってくるのがフッ素。最近ではフッ化物と言われることも多くなった、歯を守る職業としては欠かせないずっと頼りになる存在です。

しかしフッ素に対し危険視する意見も存在します。今回は皆さんが安心してフッ化物を使っていただけるようにどんなものか知っていただけたらと思います。

フッ化物はなぜ虫歯予防に効果がある?歯を守る3つの働き

*歯の再石灰化を促進する

食事の度に口の中は菌が生成した酸によって酸性に傾きます。その酸が歯を溶かすことでカルシウムやリンなどのミネラルが失われます。これを「脱灰」といい、この状態が続くことでエナメル質に穴が開きむし歯になります。ただ、唾液の作用によって、カルシウムやリンが歯へと戻る「再石灰化」も起きているためすぐにむし歯になるわけではありません。
フッ化物にはこの再石灰化を促す働きがあるので日常的にフッ化物を取り入れることで再石灰化を促してむし歯を予防するとともに、すでに出来てしまった初期むし歯を改善する効果も期待できます。

*歯質の強化

フッ素とエナメル質が結びつくことでフルオロアパタイトという硬い構造を作ります。その結果、ミネラルが歯から溶け出しにくくなり脱灰しづらくなるため、むし歯のリスクが軽減されます。

*むし歯菌の活動を抑制する

フッ素には、むし歯菌の活動を抑え、むし歯菌が出す酸の量自体を減らす効果があります。

このようにフッ化物は歯の修復や強化、原因を軽減することで虫歯から歯を守ってくれるのです。

実は身近なフッ化物

フッ化物はミネラルの一種です。

ですので私たちの慣れ親しんだ身近な食品にも含まれています。

例えばリンゴやミカンなどの果物、イワシ、ダイコンやニンジンなど根菜、飲み物では緑茶や紅茶、ビールにも含まれています。

フッ化物をきちんと知って安全に使おう

フッ化物には確かに危険な面もあります。過剰摂取することで中毒症状を起こしてしまうからです。しかし適切な量で使用する限り、フッ化物応用は安全で虫歯予防に効果的な方法なのです。

*適切な摂取量を守る:フッ化物配合歯科製品(歯磨き粉、うがい薬、フッ素塗布など)の指示通りに使用する。特に子供や幼児の場合は、成人とは異なるフッ素摂取量の指示があります。

                           

年齢歯磨剤のフッ化物濃度と使用量用法
歯の萌出~2歳900~1000ppmF 米粒程度の大きさ就寝前を含めた1日2回、900~1000ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後はうがいの代わりにティッシュなどで拭き取るなどする
3~5歳900~1000ppmF グリンピース大就寝前を含めた1日2回、900~1000ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後は歯磨剤を吐き出し、うがいは1回程度に止める
6歳~成人1400~1500ppmF 歯ブラシ全体(1.5~2cm)就寝前を含めた1日2回、1400~1500ppmFの歯磨剤を使用し歯を磨く。 磨いた後は歯磨剤を吐き出し、うがいは1回程度に止める
フッ化物(フッ素)の適切な用法と使用量

 ・歯磨剤で遊んだり飲み込んだりする危険性があるうちは手の届かないところに保管し保護者が歯磨剤を適量つけた状態で歯ブラシを渡すようにする

フッ素は用法や容量を守り適切に使用することで私たちの歯を守ってくれます。平均寿命も延びた分歯も長く使い続けたいところ。上手にフッ素を活用して失う歯を最小限にしていけたらいいですね。諸説ありますが長く世界的に使われていますので安心してお使いいただけたらと思います。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。

※現在、初診、再初診の方の受付は行っておりません

ページのトップへ戻る