健康管理 マネージャー編その4 :大阪市淀川区加島 かわごえ歯科医院
2011年09月25日
前回の続きをご案内いたしますね!
* 活性酸素はがんなどの生活習慣病の元凶に
活性酸素はがんの発症にも関係しています。がんはDNAが破損した細胞から発症します。活性酸素によってDNAが障害を受けると、がん遺伝子が働き出したり、がん化した遺伝子を元に戻せなくなります。そして、正常な細胞ががんとなり、やがて組織や器官ががん化してしまうのです。
また、活性酸素が原因で起きる動脈硬化は、脳卒中,心筋梗塞、高脂血症といった生活習慣病を引き起こす危険因子です。生活習慣病を防ぐ為にも、活性酸素の攻撃を受ける体内の余分な脂肪やコレステロールの総量をを減らすことが肝心で、もちろん肥満も禁物です。肥満になると、身体の体積が増え、活性酸素にさらされる面積が増えるということも覚えておきましょう。
* 抗酸化物質が活性酸素から身体を守ってくれます
身体に悪影響を及ぼす活性酸素の害から守ってくれるのが、抗酸化物質です。抗酸化物質は活性酸素の発生を抑えたり、攻撃を受ける細胞の身代わりになるといった働きがあり、こうした抗酸化物質の総合力で活性酸素に対抗しているのです。
抗酸化物質には、ビタミンCやビタミンE、カロチノイド(βカロチン、アスタキサンチンなど)、ポリフェノール(イソフラボン,フラボノイド、カテキン)、葉酸、ミネラルのひとつセレンなどがあります。また、良質のたんぱく質も、抗酸化物質を助ける大切な栄養素です。
抗酸化物質を毎日の食事から積極的に摂取し、身体の抗酸化力を高めることが、健康的な生活を送るための基本なのです。
=おもな抗酸化物質とそれらを多く含む食品=
・ カロチノイド → にんじん、トマト、かぼちゃ、サケ、イクラ等
・ ビタミンC → 柑橘類、柿、苺、芋類、小松菜、西洋かぼちゃ等
・ ビタミンE → ナッツ類、ごま、豆類、うなぎの蒲焼き、たらこ等
・ ビタミンB12 → レバー、貝類(特に牡蠣)、のり、青背魚、卵黄など
・ 葉酸 → 牛、豚レバー、大豆、ほうれん草、じゃがいも、さつま芋等
・ セレン → わかさぎ、鰯、ホタテ貝、かれい、小麦胚芽、ぬか、玄米等
・ ポリフェノール → 赤ワイン、茶類、ココア、ブッロコリー、玉葱等
以上
* 活性酸素を減らす日常生活のポイント
1、 たばこをやめる
たばこの煙には活性酸素が含まれており、体内で肺を攻撃、体内もビタミンも破壊される。
2、 軽い運動をする
活性酸素を発生させないのがウォーキング。普段歩く程度のスピードを目安に。
3、 紫外線を避ける
紫外線は肌の細胞を攻撃し、活性酸素が発生。直射日光を長時間浴びることはやめましょう。
4、 アルコールは適量に
肝臓が悪くない人は、1日にビールなら400cc、ワインはグラス2杯までを目安にしましょう。
5、 日本食中心に
日本食には、抗酸化物質を多く含む大豆製品が豊富なので、積極的に取り入れましょう。
== 身体の中に抗酸化物質を増やし
活性酸素に負けない身体づくりを!! ==
以上が、活性酸素とそれに対抗する、抗酸化物質のお話でした。
何かしら、生活の中で取り入れ行き、健康で結構な生涯を送りましょう!!
では また〜お目にかかりましょう!
尼崎 歯医者