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歯周病治療は順序とスタートダッシュが大事!?

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かわごえ歯科 blog / ブログ

歯周病治療は順序とスタートダッシュが大事!?

2023年06月15日

歯周病の進行過程:右から健康~歯肉炎、初期の歯周炎、中等度歯周炎、重度歯周炎

 皆さんこんにちは。淀川区加島の川越歯科医院です。

今回は歯周病の治療方法と予防法についてお話します。

歯周病は放置すると歯の喪失や全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性を持つ恐ろしい病気です。しかし、現状を把握し、適切な治療とセルフケアの強化など予防策を実施することで、健康な口腔環境を長く維持することができます。

 それでは、当医院の歯周病治療について順を追いながら見ていきましょう。

【0.歯周病についての知識を身につける】

歯周病の治療には患者さんご自身の努力とやる気が重要です。自分事としてしっかり取り組めるように簡単に歯周病についてお話します。

【1.歯周病検査、問診、歯垢染色液で現状を知る】

現在の口腔内の状態や生活習慣の改善点などを把握して頂き改善案をご提案させていただきます。なかなか改善できないこともあると思いますがあまり悩まずに出来ることから改善していって頂けたらと思います。

【2.口腔衛生の改善】

歯周病は、日常の口腔衛生習慣の改善が重要です。適切な歯磨きやフロスの使用による歯垢の除去で歯肉の炎症を和らげます。歯科衛生士が正しいブラッシング法やフロッシングの方法などを回数3回、お時間にして2時間かけてご指導いたします。

【3. スケーリング(歯石除去)後メインテナンスへ】

歯肉の炎症がある程度落ち着いたら歯石除去を行っていきます。歯肉に強い炎症があると歯石除去をすると強い痛みと出血を伴うだけでなく歯周病の予後にも関わってきます。初期の歯肉炎であればそこまで影響はありませんが歯周病が進行した場合、ブラッシング状態を改善し歯肉の炎症を落ち着けることは今後も重要になってきますのでブラッシング指導の際に分からないことや出来ないことは訊いて歯肉の改善に努めましょう。歯肉よりも上に沈着する縁上歯石、歯肉よりも下に沈着する縁下歯石があります。スケーリングにかかる回数と時間は歯の本数、歯周病の進み具合、歯石の沈着量で異なります。歯石を除去すればそれで終わりではなくここからセルフケアと定期的なクリーニングをしながら歯肉や歯周ポケットの変化をメインテナンスにより経過観察します。メインテナンスは歯周病の状態により期間が変わります。また、こちらが2か月、3か月と提示していても忙しければ期間を延ばしていただいても大丈夫です。(期間を延ばされる方で口腔内に不安な要素がある場合はお声かけさせて頂きます。)

【4. 抗生物質の処方や咬み合わせの対策】

限局的に歯肉が腫れていたり膿が出てくる場合、直接歯肉に抗生物質を投与したり、内服して頂き一時的に菌の繁殖を止め、数を減少させます。ただし、抗生物質は適切な使用方法と期間を守ることが重要です。また、咬み合わせの関係で負荷のかかっている歯も歯周病になりやすいので必要に応じて歯を削って咬み合わせの調整をします。歯ぎしりや食いしばりが癖になっている場合はマウスガードなどで負荷を軽減することもあります。

【5. 外科的手術】

メインテナンスで歯周ポケットの経過観察をしますがセルフケアや生活習慣が理想的なのに歯周ポケットが深いままの場合必要に応じて外科的手術が必要となることがあります。手術治療には、以下のような方法があります。

 *歯周ポケットの掃除と再形成:歯科医師が歯周ポケット内の歯石や感染物質を除去し、歯周組織の再形成を行います。 

 *骨移植:進行した歯周病によって骨が損失した場合、追加の骨材を移植することで骨の再生を促します。

   ※どんな外科的手術もすれば上手くいくこと、治ることを保証するものではございません。

喫煙中であったり、口腔内の状態をセルフケアで十分衛生的に保てない場合は予後も良くありません。

【+α.予防法】 歯周病が進行してから治療を受けるよりも予防に軸足を置いた方が簡単で施術も軽くなります。

以下は歯周病を予防するためのポイントです。

 *正しい口腔衛生習慣の確立:適切な歯磨きやフロスの使用、定期的な歯科検診を習慣づけましょう。

 *健康的な生活習慣の維持:バランスの取れた食事、禁煙、ストレスの管理などが口腔の健康に寄与します。

 *歯科医師の定期的なチェックアップ:定期的な歯科検診に通い、歯周病の早期発見、治療を受けるようにしましょう。

 いかがでしたでしょうか。今回は当院での歯周病治療についての考え方、進め方についてお話させて頂きました。一度何らかの処置をして終了!という治療ではありません。一生お付き合いしていくつもりで取り組んで頂けると嬉しいです。

 歯周病は放置すると口の中だけではなく全身に重篤な問題を引き起こす可能性がありますが、早い段階の予防と検診、適切な治療を実施することで進行の抑制が可能です。「自分は大丈夫」、そう思わずに口腔衛生の改善や定期的な歯科検診、必要に応じた治療方法を適切に行うことが、健康な口腔環境を維持するために重要です。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。

※現在、初診、再初診の方の受付は行っておりません

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