06-6302-2423
このタイトルは少し大げさすぎると思いますか?
まずは下記の写真を比較しながらご覧ください。
いかがでしょうか。
モデルの女性は変わりませんが、歯並びや歯の形がすべて異なります。
上記の写真の女性が、婚活や就職活動をするとしたらその結果はどうなりそうでしょうか。
そして、営業や対面販売を10年間するとしたらいかがでしょうか。
デートや同窓会、カラオケ、結婚式、父兄参観、法事に行くとしたら……。
みなさんが普段気に掛けない「歯」次第で、営業成績も人生も明らかに違ってくると思いませんか?
そうなんです。
「歯」で人生が変わることもあるんです!
歯並びや歯の形、歯の色を改善することで、人の人生までも変える治療こそが、「審美セラミック治療」なのです。
健康保険制度は、国民全員が平等に治療を受けられることを目的にした制度です。
その反面、保険診療の歯科治療においては「噛みやすい」という機能を取り戻すことに主眼が置かれているため、保険診療に使われる材料や材質、治療方法は20年から40年ぐらい前のものに限定されており、世界で有効とされる材料や治療方法を受けることが難しいのが現状です。
このため、「自分の歯と区別がつきにくい治療をしたい!」「透きとおる白い歯にしたい!」という「美しさ」を追求するご要望には保険診療では限界があり、その場合は保険適用されない全額自己負担での保険外診療を受けていただくことになります。
では、「保険診療」と「保険外診療の審美セラミック治療」ではどのような違いがあるのでしょうか。
それは大きく分けて2つの違いがあります。
「審美セラミック治療」という言葉を耳にすると、「見た目の美しさ」だけを連想すると思いますが、それ以外にも「身体への健康」にもつながるという話に驚かれる患者様は少なくありません。
それでは、見た目の美しさ、虫歯再発のリスク低下について順番にご説明していきます。
下の画像は、保険と保険外それぞれで入れたかぶせものが、5年経過時にどのような色の変化が起きたかを表現した画像になります。
それではご覧ください。
保険診療(レジン):5年経過後
保険外診療(セラミック):5年経過後
保険治療では、レジンとよばれるプラスチックのかぶせもの(差し歯)が用いられます。
プラスチックはその性質上、食事をするたびに水分を吸収してしまいます。
したがって、時間が経つと変色していき、見た目が悪くなっていきます。
それに対して保険外診療の審美セラミック治療では、セミラック(陶器)という素材を用いますので、時間の経過とともに変色することは性質上ありません。
上記の写真をご覧になり、どのようなご感想を抱かれましたでしょうか。
保険が適用されるレジンは、5年経過時点でかなり黄ばんでいるのが分かります。
それと比較してセラミックは、5年経ったものでも黄ばむことなく、周りの歯と同じ白さを保っています。
冒頭でもお伝えしましたが、レジンかセラミックのどちらを選択したかで、その後の人生が大きく左右されると思いませんか。
虫歯治療により削られた歯は、つめもの・かぶせもの(差し歯)を入れる必要があるため、材料や治療方法によっては、つめもの・かぶせもの(差し歯)と歯の境目に隙間ができることがあります。
この隙間は、虫歯菌にとっては十分過ぎる大きさであり、そこから虫歯菌が侵入することで虫歯の再発リスクを高めることになります。
こうしたことを避けるために我々歯科医師としては、つめもの・かぶせもの(差し歯)の隙間をぴったりと埋めようとしますが、保険診療で使用できる材料ではこうしたことに限界があり、せっかく治療した歯も数年すると再治療になってしまうケースが圧倒的に多いといえます。
しかし、セラミック(陶器)などの保険適用外の材料を用いることにより、つめもの・かぶせもの(差し歯)と歯の間をぴったり埋めることが可能となります。
保険診療と保険外診療の違いを顕著に示したものが下の画像になります。
「左図」が保険適用される銀の詰め物(メタルインレー)で、「右図」が保険適用外の金の詰め物(ゴールドインレー)です。
保険診療(メタルインレー)
保険外診療(セラミック):5年経過後
写真を見ても少し分かりにくいかもしれません。
緑色の線で囲んだ箇所が、人工物(メタルインレー、ゴールドインレー)と歯の間の隙間ができる場所です。
左図を見ていただくと白色のものがありますが、これは「セメント」とよばれる歯科用接着剤です。保険が適用される材料で詰め物(メタルインレー)を作ると、ぴったりはまるものを作ることができず隙間ができてしまいます。
その隙間を埋めるためにこの歯科用セメントを使用して、虫歯が侵入する隙間を埋めます。
ですが、いくらセメントで隙間を埋めたとしても収縮する性質を持つセメントは、時間が経てば縮んでいき隙間ができてしまいます。
ですが、右図の保険外診療でつくった詰め物(ゴールドインレー)をご覧ください。
見事に歯とフィットしていて、隙間がありません。
隙間がないということは、虫歯が再発されるリスクも限りなく少ないということです。
ここまでお読みになって、「どうして、保険診療外だと隙間が生じないの?」という疑問を持たれたと思います。
その答えは、以下の通りです。
上記二点についてご説明します。
歯肉圧排とは、かぶせもの(差し歯)を作る際、歯と歯茎の間に細い糸を入れることで一時的に歯茎を広げて、精密に型取りできるようにする作業のことを言います。
かぶせもの(差し歯)を歯に「ぴったり」とはめこむためには、省くことのできない工程です。歯肉圧排なくして、良いものは作れません。
ですが、この歯肉圧排は手間と時間のかかる作業であり、保険診療ではなかなか難しい面があります。
保険外診療では、患者様のご要望を叶えるためにいくらでも時間を掛けることができるため、この歯肉圧排による精密な型取りをすることが可能となります。
「印象材」とは、歯の型取りをする際に使用する材料のことを言います。
型取りに使う材料は、大きく分けると以下の通りです。
寒天印象材は保険診療で使用されることが多く、高温で溶けて低温で固まる性質を利用して型取りが行われます。
この寒天印象材は、時間の経過や少しの温度変化により変形し、ちぎれやすいというデメリットがあるため、型取りの精度が悪く、完成した詰め物やかぶせもの(差し歯)と歯の間に隙間や段差が生じることがあります。
そのわずかに空いた隙間や段差から細菌が侵入し、虫歯が再発し詰め物やかぶせもの(差し歯)が脱離してしまいます。
保険外診療の審美セラミック治療において、当院ではシリコン印象材を使用しています。
シリコン印象材は変形が極めて少なく、寒天印象材とは異なってちぎれにくく、型取りの精度がとても高いのが特徴と言えます。
そのため、隙間や段差が限りなく少ない高精度な詰め物やかぶせもの(差し歯)が出来上がります。
「補綴」は、「ほてつ」と読みます。
補綴とは、歯など欠けたり失われたりした場合に、詰め物やかぶせもの(差し歯)、入れ歯、インプラントなどの人工物で補うことを言います。
それでは、「補綴歯科専門医」とは何か?
それは、補綴歯科分野において卓越した専門知識と技術、経験を持つ歯科医師に与えられる資格です。
「補綴歯科専門医」の資格を持っていなくても、詰め物やかぶせもの(差し歯)を作ることはできます。
しかし、詰め物・かぶせ物はただ作ればいいというものではありません。
「咬み合わせ」など、お口全体を考慮して詰め物・かぶせ物を設計しなければよい詰め物・かぶせ物は決して作成することは出来ません。
それができるのが補綴歯科専門医の資格を有する歯科医師です。
審美セラミック治療費は高額なものであり、ある程度の期間を患者様にいただくことになります。
そのため、詰め物やかぶせもの(差し歯)の完成後に、「イメージと違う」ということになると、さらに治療期間が延び、患者様へのご負担が大きくなってしまいます。
それを防ぐために当院では、初診時にヒアリングを行い、患者様のご希望をすべて伺うようにしております。
当院では最長60分間にも及ぶヒアリングをすることがあります。
意外と知られていないことですが、審美セラミック治療の前には歯周病治療を必要とするケースが多いのです。
30代の80%以上が歯周病にかかっていると言われていますが、歯周病の状態では正確な型取りをすることができず、お口に合わないかぶせもの(差し歯)が出来上がってしまいます。
状態が安定してから審美セラミック治療に移行します。
型取りを行う前に歯を削り、歯の形を整える作業があります。この作業を「支台形成」といいます。
この支台形成時に、当院では「ルーペ(歯科用拡大鏡)」を使用します。
これを用いることで、肉眼で行うよりも精密に歯の形を整えることができます。
ルーペを使用しなくても支台形成できますが、手の器用さと歯科医師の経験に頼る面は否めませんので、なかなか理想通りに削ることは難しいように感じます。
詰め物やかぶせもの(差し歯)を作る前に、型取りという作業があることはお伝えしました。
当院ではこの型取りをする前に歯肉圧排を行っています。歯肉圧排とは前述したとおりです。
歯肉圧排を行わずに型取りを行うことで、かぶせもの(差し歯)と天然歯の間に隙間ができ、そこから虫歯になりつめもの・かぶせ物が脱離する可能性があります。
そのため当院では保険外診療の場合、型取りをする前に歯肉圧排を行います。
型取りでは「印象材」とよばれる粘土のようなものを用います。
その印象材には「寒天印象材」や「シリコン印象材」が存在することはお伝えしました。
当院では、このシリコン印象材を使用しています。
シリコン印象材は変形が極めて少なく、精度の高い型取りができるという特徴があるため当院ではこれを採用しています。
審美セラミック治療以外でもそうですが、咬み合わせは非常に重要な要素です。
バランスの悪い詰め物やかぶせもの(差し歯)などを入れることで咬み合わせが崩れることがあり、それが原因で頭痛・肩こり・腰痛など全身に悪影響を与えることもあるのです。
そうならないためにも、患者様に合った咬み合わせを把握し、調整する工程を踏むことが大切となります。その工程を「プロビジョナルレストレーション」といいます。
プロビジョナルレストレーションとは、最終的に入れるかぶせもの(差し歯)に移行する前に仮歯を入れ、咬み合わせや歯の形など様々な側面から患者様のお口に適しているかどうかをシミュレーションするためのものであり、この仮歯をもとに最終的なかぶせもの(差し歯)を仕上げます。
プロビジョナルレストレーションには手間と時間が掛かりますが、成功の鍵であることは間違いありません。
詰め物やかぶせもの(差し歯)は歯科医師が一人で作るものではありません。
歯科技工所と協力して作り上げます。
つまり、いくら歯科医師の腕がよくても、歯科技工所のレベルが低い場合は、完成形のクオリティも低くなってしまいますので、優秀な技工所と連携しているかどうかが非常に大切となります。
当院では、技術レベルを有している「和田精密歯研株式会社」という歯科技工所と連携して作業を行っております。
費用を払って、美しい歯を手に入れたのに、
すぐにダメになってしまったら患者様も残念ですが、
担当した私たちも非常に残念な気持ちになります。
その綺麗な状態を長期的に維持するには、定期健診に来院し、メンテナンスをしていくことが大切となります。
当院では、審美セラミック治療終了時に定期健診のご案内をしております。
定期検診では歯を削ることはしませんし、痛みのある治療も行いませんので安心して来院して頂けたらと思います。
せっかく高額な治療をしたのですから、大切にしていきましょう。
ここにAさんとBさんの二人がいることにします。
Aさんは、とても明るい性格の持ち主で、落ち込んでいる人がいれば励ましています。
Bさんは、性格が暗く、なにかと周りの批判ばかりしています。
少し想像してみて下さい。
AさんとBさんが同じ10年間を過ごすとしたら、どちらが楽しく毎日を暮らせるでしょうか?
もちろん、Aさんですよね。
Aさんのように明るく、優しく接してくれたら、友達の方まで気持ちが明るくなってきますよね。
そうなるとAさんの周りの友達もAさんに対して明るく接してきてくれるようになります。その輪がだんだんと広がることで、Aさんは毎日充実した時間を過ごすことができるようになるのではないでしょうか?
その反面、Bさんの10年間はどのようなものになるでしょうか?
Bさんの友達の立場からすると、批判ばかりするBさんといても楽しいと感じないでしょう。当然、Bさんも楽しくはないですよね。
このように、過ごす人生の充足感は自分次第でまったく異なってきます。
当院に来院された女性の患者様のお話になりますが、その患者様は高校生の頃からご自身の前歯の形を気にされていました。
そのいびつな前歯のせいで、友達との交流にも積極的になれず一人で過ごすことが多く、とても寂しかったそうです。
あるきっかけで当院に来院され、審美セラミック治療をご希望されました。
治療期間は長く掛かってしまいましたが、かぶせものを入れる日が来ました。
手鏡でご自身の綺麗になった歯を見た瞬間、いままでの辛い想い出だった10年間が洗い流されるかのように泣いて喜んでいただけたのを今でも鮮明に憶えています。
いまでもその患者様が定期健診で来院されるのですが、いままでの人生を取り戻すように楽しんでいる様子が伝わってきます。友達も増え、色々な集まりに参加しているようです。
そして、なにより嬉しかった患者様の言葉は「人生がものすごく楽しくなってきた」というものです。審美セラミック治療に携わっている歯科医師として、このような言葉ほど歯科医師冥利に尽きるものはありません。
審美セラミック治療は、ご自身の人生を「前向きにさせる」ための「投資」です。
審美セラミック治療を検討されている方は、ぜひ当院にご相談下さい。
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
※現在、初診、再初診の方の受付は行っておりません